帯に短し襷に長し

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新世紀エヴァンゲリオン

MASK OF HEART、短期集中連載します。




MASK OF HEART
第七十章
REMOVER



狂気に支配された人間程、怖いものはない。


午前1時00分
「フォール共和国首都アリオス市街地」


街は、もぬけの空にになったように静かである。いつもなら、酔っ払いや、若者達がワイワイ騒いでいるのだか、今日は様子がおかしい。

「仕事しなきゃ」
デナは自己暗示をかける。

自分の歩みに、靴音が付いてくる。ただただ、自分を観察するかのように。
道は、煉瓦で敷き詰められており、人の憂鬱感を増長させる。


何だか寂しい。

こんな気持ちになったのは、今日に始まったことではない。

さ、始めるか。



まずは、街に入った所の赤い煉瓦の家。

窓からソッと覗く。
若い男女の2人暮らし。

自分は、何の為にこんなことをするのだろう。

延々と自問自答し続ける。



扉を足で蹴破る。
扉は木製だったので、いとも簡単に屈服した。


「きゃあああああああ!!!!!!!!」

女の、鼓膜をつんざくような声が、街中を駆け巡る。

だが、その声も一本のナイフでかき消された。


自分が、この人を殺さなければ、この人の幸せが、もっと、もっと、続いたはずなのに……

もう、2人も殺した。

後には退けない。







血の惨劇を告げたのは、白きタイルに咲いた赤き飛沫の花。

無言で語る死体。
狂気に満ちた笑み。

この街は、一瞬で地獄に叩き落とされた。



〈第七十章 終〉
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