帯に短し襷に長し

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DJ.Fの岡本太郎万歳!

どうも!DJ.Fです。

最近、曇りが多くなり、雨もよく降ります。
こういう時こそ、小説や芸術作品を読んだり見たりしていると、心の雲
が晴れたようになります。

みなさん、試してみましょう。

では、始めます。


MASK OF HEART
第十七章 謎の婆さん

とうとう、ダンマリ山の登山口に着いた。
「はあ・・・、電車の方がいいな・・・。」
ヨウは、ため息交じりに、言った。
「ダメだ!己の欲に負けるべからず!」
マタムネは、ヨウに「喝」を入れた。
「そ、そうですね。真面目に、登ります・・・。」
ヨウは、渋々、山を登りだした。
             *
登り始めて、大体40分ぐらい経った頃、ようやく頂上に着いた。
「はあ・・・、やっと着いたよ!うわー、眺めが良いな・・・」
ヨウは、初めて見た、美しい景色だった。
「昔は、ジパングでもよく見れたのだがな。」
マタムネは、ショボンとした顔になっていた。
「そうなんだ・・・、自分なんか、こんな景色初めて見たよ!」
ヨウは、自分の気持ちのありのままをマタムネに伝えようとした。
「そうかアラバナ・・・、なら、この景色を忘れるんじゃないぞ!」
マタムネは、元気を取り戻した。

「おやおや、そこの若いの。何処から来た?」
謎の7~80歳ぐらいのお婆さんが近づいてきた。
「あら・・・、アラバナ、帰ってきてくれたのか・・・。」
その老婆は、何故かヨウの方を向いて泣き出した。
「何年ぶりだろう・・・、もう五十年も経つのか・・・、時が過ぎるのは早いもんだね。」
老婆は、大泣きし始めてしまった。
「うわあああああああん!!!!」
「まあまあ、落ち着いて下さい!しかも自分はアラバナではありません!ヨウです!」
ヨウは、慰めながらも、少し起こり気味だった。
「あら、そうなの?アラバナに良く似ているんだけど・・・、おかしいわね。」
老婆は、首を傾げた。
「第一、自分は五十年も生きていません!まだ25歳です!」
ヨウは、プンプン怒り出した。
「だけど・・・、自分の息子は、百年前の事件で何処かに飛ばされたのよ。私もそうなんだけれどね。その息子に、顔があまりにも似ているから・・・。」
老婆は、納得出来ないようだ。
「まあ、とにかく、名前だけでも教えてくれませんか?」
マタムネは、すかさず質問した。
「サノン。サノン・アルバードっていうの。」
サノンは、さりげなく、答えた。
「え!!!サノン・アルバード!ってことは・・・、セオってご存じですよね?」
ヨウは、驚愕した。
「ええ、私の息子よ。」
サノンは、さらりと答えた。
「そんな!そんな筈が無い!セオはどう見ても20代だぞ!おかしい!」
ヨウは、納得できる筈がなかった。
「だから、百年前の事件で、家族がバラバラに飛ばされちゃったんです!セオは、私がこの時空間に来た何十年か後に飛ばされたのよ。」
サノンは、事情を詳しく語った。
「そうなのか・・・、可哀想に。家族が引き裂かれてしまった訳ですね。」
ヨウは、慰めるように言った。
「もう、この時空間に来てから五十年も経つのよ。アラバナは、なんでいないの!おかしいわ!」
サノンは、気が狂い始めていた。
「落ち着いて下さい!アラバナは、もっと遠い未来に飛ばされてしまったのかもしれません!必ずしも、逢えるわけでは無いんですから・・・。」
ヨウは、必死に説得を始めた。
「それもそうかもしれないけれど、もしかしたら、この世界のどこかにいるかもしれない確率も否定出来ないわ!」
もう、サノンの頭の中は、アラバナで一杯だった。
「もう仕方ありません。一回家に帰って、落ち着きましょう。」
ヨウは、サノンに自分の家まで案内してくれるよう頼んだ。
何とか、サノンは、平静を取り戻し、家へと案内を始めた。

<第十七章 終>


では、さよなら!
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